この前 2/9（土）八尾プリズムホールで"排尿のなやみ"という市民公開講座を八尾市民病院の先生方とさせていただきました。
150人くらい来られたそうで、お役に立つ話ができたかどうか自信はありませんでしたが、排尿について悩んでいる方は多いのだと改めて感じました。その後私の講演を聴いて慢性膀胱炎の患者さんが来ました。今までほかの病院にかかり"なぜすぐ膀胱炎になるのか"とその患者さんが医者に聞いたところ、"気のせいだ"といわれすごく悩んでいる様子でした。
私も含めてですが医者はよく患者さんに"気のせいだ"ということを言いますが、悩んでいる患者さんに容易に使ってはいけない"せりふ"だと感じました。
何とか原因を見つけて治してあげたいと思っています。
また機会があれば、このような講演をしたいと思っています。
7/24（日）漢方の勉強会に行ってきました。西洋医学は病気を見つけてその病気に効果のある薬を投薬するのに対し、漢方では必ずしも病気を見つけてから投薬するのではなく、患者さんの訴えを重視してその症状を取る投薬をします。
"手足が冷え" "お腹がはる" "異常に発汗する"など西洋医学では投薬しにくい症状に対して も、漢方でよくなる場合があります。私もかぜをひいたときなどに漢方を飲むことがありますが、意外と（といっては怒られるかも知れませんが）よく効きます。
これからも勉強会の知識を生かして、患者さんの訴えに耳を傾け、漢方も取り入れながら治療をしていきたいと思います。
私が医者になって約20年が経過しました。（その間約4年の研究生活がありましたので、実際は15年ほどですが…）
その間医療の技術も大幅に進歩しましたし、老々介護など高齢化に伴う様々な社会状況の変化もあり、開業医に求められるものも変化していると思います。少しでも患者さん（あるいはそのご家族のかた）が当院で治療後、安心して帰って頂けるような診療所にしたいと思います。
